【デート中】彼の前でおしっこしたい!って言えない(>_<)
中2病、じゃないですが、中2の女の子、聡美ちゃんの
デートでおしっこ我慢の小説です。
水風船さんのサイトには、ご本人の書かれた小説のほかに、
寄稿された小説も多数あり、それぞれかなり長編で、
我慢の描写がかなり洗練されていて、おすすめです。
今回は、「チョビ」さんという方の小説から、
「ねもっちゃん」という作品をご紹介します。
以下一部引用します。
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二人の乗った電車が秋葉原駅に着く頃、
聡実はふたたび尿意を感じた。
(あーん、またトイレ行きたくなってきたっ)
つないでいる手に、力が入ってしまう聡実。
(コーラなんか飲むんじゃなかったなあ・・)
八田につられて、マックで飲んだコーラが効いてきたようだ。
電気街口の改札横にトイレがあるのが目に入った。
(あっトイレがある。行こうかなあ・・)
聡実はそう思ったが、つい1時間ほど前にマックで行ったばかりなのに、
また行くのかと思われることが恥ずかしくて、素通りしてしまった。
(もう少し我慢して・・どこかで行こう!)
まだせっぱ詰まった状態ではないので、
聡実は自分に言い聞かせるようにして、
八田の手を握り直して歩いていった。
多少コスプレに興味がある聡実は、
アニメおたくの八田とは意見が合い、
いくつかの関連ショップを見て回った。
セル画やフィギアを見たり手に取ったりして、
そのことに話がはずんでいるときは、
不思議と尿意のことを忘れてしまっていた聡実。
しかし次のゲームショップに向かう途中に、
表通りの冷たい風がスカートに入り込み、
突然大きな尿意の波が襲ってきた。
(あっ、やばっ!)
忘れていた、いや、忘れようとしていた尿意が一気に襲いかかってきて、
聡実は一瞬立ち止まってしまった。
「どうした?」
突然立ち止まった聡実に驚いて、八田がのぞき込む。
「あ、ううん、なんでもない!」
必死で平静を装う聡実。
だが、体はくの字に曲げていた。
秋葉原に着いてから、まだ1時間も経っていない。
なのに尿意は急速に高まってきている。
(どうしよう・・トイレって言おうかなあ・・)
とはいっても、このあたりにトイレがあるのかどうかわからない。
次のショップで借りるのも恥ずかしいし、
それにトイレを借りることが出来るのかどうかさえわかっていない。
(どうしよう・・どうしよう・・)
再び聡実の迷いが始まった。
だんだん落ち着かなくなり、キョロキョロと周囲ばかり気にしてしまう。
歩いていても、どうしてもすり足になってしまい、八田との歩調が合わない。
八田の問いかけにも、うわの空の返事をするようになってしまった。
(だめだぁ、おしっこ我慢できないよぉ!)
今日に限って、尿意はあっという間に大きくなる。
そんなに水分を取った訳でもないのに、みるみる膨らんでいく膀胱。
(もうだめだよぉ、トイレに行きたいよぉ!)
歩行者天国になっている中央通りの真ん中で、聡実はブルブルとふるえていた。
「寒いのか?」
八田が優しく声をかける。
「うん・・」
寒いのも事実だ。
聡実はそう答えて八田の手を握りなおした。
何かにすがりたい・・・。
「じゃあ・・もう戻ろうか?」
「・・うん」
ここに立っていても仕方がない。
聡実は八田に促されるままに歩き出した。
(つぅ・・おしっこ漏れそう・・)
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おしっこしたいのに、それを彼に言えない聡美。
この絶体絶命な状況がいいですね。
小説はこちらから。
ねもっちゃん

